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奨学金は日本学生支援機構だけではない。その他にも選択肢がある!

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こんにちは!ゆうたです。
進学する時に奨学金を利用するのは日本学生支援機構(JASSO)というイメージがあります。しかし、日本の奨学金=JASSOではありません。他にも探せばいくつかあるのです。その中には給付型や無利子型の奨学金もあります。利子型だと将来の負担になる可能性があるので、それ以外を模索していくべき話をしていきます。

今回の内容

・奨学金はJASSOだけという思い込み
・利率は高くはないけど、上乗せ
・JASSO以外で給付や無利子型の手段を
・安心だけどJASSOにこだわらない

奨学金はJASSOだけという思い込み

奨学金と言うとすぐにJASSOが浮かんでくるかと思います。確かに日本の奨学金のほとんどはJASSOを利用している人がほとんどですが、実際はJASSO以外にも奨学金制度はあるのです。

なぜ、これほど利用している人がほとんどかと言うと、学校が進学する時にJASSOを利用した方が良いと勧めてくるからです。他の奨学金と違って借りやすさもあるでしょうが、その借りやすさとは利子付きの貸与だからです。
よっぽどの成績で素行に問題なければ、借りられるようになっています。

奨学金という認識を改める

奨学金の意味について調べてみました。

研究や修学を援助するために貸与または給付される金員。専門の研究者に対して、優れた学術研究の援助のために与えられるものと、優れた能力をもちながら経済的理由で修学困難な者に対して、教育機会を保障するために育英制度の一環として貸与または給付されるものとがあり、一般には後者をさすことが多い。[編集部]

小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)

奨学金には学業の為に必要なお金の貸与または給付とあるのですが、特に給付の場合において使われる意味だそうです。つまり、奨学金というのは給付の場合に使われるのが適切となります。

JASSOも給付型を始めたので奨学金という言葉を使うことには問題はありませんが、利子付きの貸与型については改称するのが望ましいでしょう。学生の場合、利子付貸与型を利用するのなら、奨学金と言うより学生ローンとしっかりと認識すべきですね。諸外国、特にアメリカなどは利子付貸与型であれば、学生ローンと呼ばれています。

利率は高くはないけど、上乗せ

JASSOの利子付き貸与型の利率は上限で3%までと決まっているので、民間の学生ローンと比べれば良心的と言えるでしょう。それに利率を固定にするか変動にするかという選択肢もあります。

2019年度の貸与利率は1%にも満たしていません。固定式の方では0.042%~0.156、変動式の方では0.001~0.004となっていて、限りなく0%に近い利率です。12年前の2007年度の利率は平均で1%を超えているのが当たり前でした。

それを考えると近年は利率は低くなっているので得していますが、借りてもいない利子の分が上乗せになっていることに変わりはありません。JASSOを利用している人のほとんどが数百万円という大金を借りているので、利率はかなり低いですが、利子はそれなりにつきます。例えば、トータルで400万円の借りて、0.07%の利率がつくと、利子として26万円が上乗せされるのです。

そして、合計426万円を毎月分割して約20年程度で返済していくという形になります。余計な分を取るのが利子のシステムですが、これを見ると借りる側としてはなるべく利率が低いより、無い方を目指したいですね。

JASSO以外で給付や無利子型の手段を

JASSOにも無利子型や近年では給付型も出来ましたが、当然のことで応募も非常に多く、競争率が高いです。学校の中で成績がトップクラスでないと採用されるのは難しいでしょう。実際、令和元年度の給付型の採用状況は以下のようになっています。

採用人数
大学12,321
短期大学1,538
高等専門学校102
専修学校(専門課程)4,954
合計18,915

大学に進学する人はだいたい約60万人いて、給付型に採用されるのは約2%くらいの難易度なのです。

それなら、他で勝負した方が可能性はあります。それは地方自治体や法人団体などが行ってる奨学金です。ほとんどが給付か無利子型のどちらかになっています。

条件はある程度厳しいですが、自分に可能性があるならダメ元でトライした方が良いです。JASSOがよその奨学金制度を検索出来るページを用意しています。

理想な奨学金の借り方の選択例

ポイントは一つに依存しないことです。給付型だけだと、支給される金額が少ないので、無利子型と組み合わせる方が良いです。なるべく、借りる方の金額を減らすことを意識しましょう。特に利子付きの場合はそうしないと利率によっては負担が大きくなります。

・給付型+無利子型貸与 ◎
・給付型+利子付き貸与 〇
・無利子型貸与+利子付き貸与 △

安心だけどJASSOにこだわらない

給付型や無利子貸与型が厳しい場合は、すぐに利子付き貸与型に飛びつくのではなく、いったん落ち着いて、冷静になり、JASSO以外の給付型や無利子型にまずは目を向けて、その情報を手に入れましょう。

あくまで、後悔しない為に利子付きは最終手段として考えて下さい。さっきも書きましたが、JASSOの利子付き型は上限が3%で近年は利率が1%以下の傾向で、民間と比べれば国の機関ということもあり安心感はあります。

しかしそれでも、だいたい毎月数万円を返済することになる将来の考えるとなるべく避けた方が良いです。延滞者のデータを調べたら多いのは無職や失業者より、正規社員や非正規社員なのです。そのデータは下から見れます。

最後に筆者の話

実は筆者もJASSOの奨学金を利用していて、延滞せずに毎月返済中です。申請する時は情弱すぎたので、奨学金はJASSOしかないと思い込んでいました。

JASSOの無利子型の貸与に応募しましたが採用されなかったので、利子付き貸与へすぐに申請してされました。今さらですが昔を振り返ると、JASSO以外の奨学金のことをもっと調べておくべきだったと情弱すぎた自分を後悔しています。

情報を知らずに失敗するかそれとも知った上で失敗するかであれば後者の方が後悔しないはずです。これから奨学金を考えている人は情報をしっかり手に入れて後悔の無いようにベストを尽くしてください。

これで以上です。最後まで読んで頂きありがとうございました。